疾患 of 脊髄外科ジャーナル



脊髄外科を新たな観点から見直していきたいと考えています



脊髄と背骨の病気について



脊髄と脊髄神経は圧迫されると痛みやしびれを発生し、圧迫が強くなると運動麻痺が発生します。肘の内側の部分を打撲すると小指に向かってジーンとするような電撃痛が発生し,しばらく小指側が動かなくなることはしばしば経験することですが,この経験から神経が圧迫されると痛みや痺れ,そして運動麻痺が発生することは容易に理解できることです.ところで,加齢とともに背骨は変形していきますが、この背骨の変形が脊髄や脊髄神経の圧迫の大きな原因となります。また、中年期には椎間板の内容物が脱出して脊髄や神経を圧迫することが発生しやすく椎間板ヘルニアと呼ばれます.さらに,腫瘍により脊髄や神経が圧迫される場合があります。

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首は首座,首相,首席,首位打者などの言葉から推測できるように,人体で最も大事な場所と考えられてきました.首の中心的な構成組織である頸椎はとりわけ大切な役割を果たしており,頸椎の中に存在する脊髄や神経が障害されると様々な障害が発生します.

胸椎の病気

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胸椎は胸郭で固定されており,比較的問題が発生しにくい領域ですが,胸椎で脊髄が圧迫されると重篤になりやすいという特徴があります.

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腰椎には上半身の体重がかかり,非常に負担がかかりやすい領域で,変形が発生しやすい場所です.

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脊髄腫瘍は脳腫瘍に比較して良性のものが多く,外科的に摘出すると治癒が可能な疾患が大半を占めます.

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