概要・特色
"病める人の思いにそっと寄り添い看護を実践します。"
交野病院は地域に根ざした病院として、住民の方々の健康を守っています。看護職においては患者様に安心感と満足感を感じていただけるよう、やさしさを形にできる看護師を育成してまいりました。患者様からは「看護師さんはやさしいのが一番よ」とおっしゃられるのを耳にします。「やさしい・・・」の言葉はその場、その時々で多くの意味を含んでいます。
どのような状況であっても患者様の声にならない声をしっかり受け止め、細やかな気配りや笑顔を絶やさずベットサイドに立ちたいと日々努力しています。
併せて看護師は、知識と科学的な根拠をもって看護の技術を提供します。経験豊かな看護師と、新人看護師とがチームを組んで、協力して看護を行っています。
看護を行う中では患者様の笑顔にも支えられ、時には、患者様に十分お応えすることができず申し訳ない気持ちになったり一歩を踏み出せない自分に自信をなくしたりすることもありますが、私たちはそんな時ナイチンゲールの看護の本質に触れていきたいと考えています。
私たちと看護を語りませんか。
看護部の理念
患者様の尊厳を守り、安全で信頼される看護を提供します。
看護部の基本方針
- 1.患者のいのちと権利を守り、意思を尊重した看護を実践します。
- 2.科学的根拠に基づいた安全、安楽な看護を提供します。
- 3.豊かな人間性を養い、信頼に応える看護を実践します。
- 4.医療関係者との信頼関係を保ち、患者、家族を尊重したチーム医療を実践します。
- 5.専門職としての責任を果たし、誇りをもって行動できるよう自己研鑽します。
看護部組織と看護体制
病床数 | 208床(一般病棟138床 回復期リハ70床) |
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看護単位 | 看護8単位(5病棟、手術室、外来、透析室) |
看護方式 | 固定チームナーシング・継続受持ち方式 |
看護配置 | 一般病棟は7:1 |
夜勤体制 | 二交替制 |
教育目的
看護専門職として医療・保健・福祉の幅広い知識と技術を習得し人間性豊かな看護実践できる看護職員を育成する。
教育目標
- 1)対象の個別性を尊重し、計画的で継続性のある看護を展開できる実践力を育成する
- 2)医療チームの中でリーダーシップを発揮し、看護の機能と役割を果たせる人材を育成する
- 3)医療、保健・福祉を総合的に捉えた専門的知識と技術の習得が積極的に行える自己教育力を養う
- 4)病院経営に関心を持ち、健全で効果的な質の高い看護サービスを提供できる人材を育成する
教育・研修制度
- 1.院内研修
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- 1)新人教育
- 2)交野病院クリニカルラダー
- 3)トピックス研修
- 4)e-ラーニング
- 2.院外研修
- 大阪府看護協会などが主催する研修会の参加を支援していきます。
- 3.認定看護師・長期研修支援を行っています。
部署紹介
6階病棟(急性期病棟)
診療科:脊椎脊髄センター
病床数:46床
脊椎疾患の手術のために入院してこられる患者様が大半を占めています。長期間、疼痛・しびれ・筋力低下等、脊椎疾患の症状を抱え、症状改善への期待と手術の不安をもち入院されています。手術希望の患者が全国より来られ、1日3~5件の手術があります。安心して手術を受けていただけるようクリティカルパスを使用し入院中のスケジュールをわかりやすく説明し手術に対する不安の軽減や手術後の疼痛緩和に努めています。また、筋力低下による転倒のリスクが高い方々へ、転倒防止のケアにも力を入れています。日々カンファレンスを行いながら、その人に合った看護の提供を行っています。
5階病棟(急性期病棟)
診療科:外科・消化管内科・内科
病床数:46床
消化器疾患で手術・内視鏡治療を受けられる方や、腹痛や吐血・嘔吐・下痢等で緊急入院される患者様が比較的多い病棟です。手術・治療・病気に対する不安の軽減や苦痛の緩和、合併症の早期発見に努めています。そして、できるだけ早期に元の生活の場に戻れるよう入院の時点から退院を視野にいれた関わりを持ち他職種と連携しながら看護実践を行っています。
3階北病棟(急性期病棟)
診療科:整形外科・内科・脳神経外科・泌尿器科
病床数:46床
整形外科疾患(主に骨折)の手術を受けられ、治療に伴う活動制限のある患者様に対して、日常生活の自立に向けた援助に力を入れています。また高齢な患者様が多いため急性期・回復期を経て自宅退院に向け多職種と連携し患者様に必要な援助ができるようカンファレンスを活発に行ない看護実践しています。さらに泌尿器科では男性不妊の手術療法を行っています。
4階病棟(回復期リハビリテーション病棟)
回復期リハビリテーション病棟
病床数:35床
在宅退院に向け、様々な医療スタッフがチームを組み、患者様によりよい日常の生活における動作を身につけていただくために、専門性の高い看護の実践やリハビリに努めています。
3階南病棟(回復期リハビリテーション病棟)
脊椎疾患、脳血管疾患、整形外科疾患など多くの患者さまがリハビリテーション目的で入院加療されています。早期自宅復帰・早期社会復帰をめざして医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、社会福祉士などコメディカルがチームを組んで、患者さん、家族と相談しながら目標を設定し、全力でリハビリテーションをサポートしています。
透析
病床数:23床、個室1床、合計24床
外来・入院の血液透析を行っています。
患者様とは長期のお付き合いとなります。そのため病状はもちろんご家庭での日常生活の状況も十分把握した上で、個別にわかりやすい説明や指導に努め、長期に状態が安定し透析が維持できるよう支援しています。また、透析中の合併症の早期発見や苦痛の軽減に努めています。
手術室中材
手術件数:年間約1,500件
全手術の約6割を占める脊椎の腹臥位(うつ伏せ)手術における圧迫による前胸部・腸骨部の皮膚トラブル予防に努めています。また、患者様が安心して手術に臨めるよう、入室時の患者様の反応に注意し声かけ等、配慮に心がけています。術中の感染防止に努めると共に、安全第一に看護を提供しています。
外来
・一般診療:11科
・専門外来:6科
(神経内科・血管外科・禁煙外来・肝臓外来・甲状腺腫瘍外来・慢性疼痛外来)
・救急外来
・内視鏡センター
・血管造影室(アンギオ室)
・訪問診療
外来は、看護師・クラークと協力し、患者様が安全・安心でき、信頼していただけるよう、診療の補助や生活のサポートを行っています。また、外来化学療法室、内視鏡センター、放射線治療室(血管造影・治療や透視室)での検査処置の介助、をしています。患者指導では、インシュリンやフォルテオの自己注射、自己導尿、骨盤底筋体操等、在宅で継続的に治療されている方への支援も行っています。
救急外来は、二次救急で24時間365日対応し、現場での実践能力を高めるためにシミュレーション研修や学習会を行い、専門的な知識・技術の習得に努めています。